ファンファーレと熱狂

これでも喋り足りない

4月25日

本日は平成31年4月26日

 

時刻は午前0時7分。

 

僕が18年9ヶ月と15日間、日数にすると6863日間生きてきた中で1番好きだった子の誕生日が終わった。

 

彼女の話はいつかのブログでした気がするが、またわざわざこんなブログを書くのだから相当好きなのだろう。いや、まだ好きなのかもしれない。

 

そんなに好きなんだったらLINEの1つでも送ればいいのに。連絡先を知らないわけでは無いんだから。

 

本当にそう思うよ。

 

この時期は毎年ネガティブな感情に襲われる。

 

五月病を早めに発症して、完治しないまま1年を迎え再発する。

 

こればかりは世界中の名医も匙を投げてしまったので、素人の僕にはどうすることも出来ない。

 

春から同級生の多くは新生活を迎えた。

 

地元を離れていった奴も少なくは無く、別に頻繁に会っていたわけでも連絡を取り合っていた訳でも無いが、少し寂しくなる。

 

彼女もまた1人、地元を離れて見知らぬ土地へ越してしまった。

 

なんにも言えなかった。

 

彼女は僕の言葉を待っていた訳もなく、それどころか僕がせめて「また会おうね」くらいは言いたいと思っていたことも知らないだろう。知らないってか、考えもしない。そのくらいの関係性。

 

彼女は自分の行きたいところ、やりたいことを決めて1歩を踏み出した。

 

僕は人を見る目だけは本当によく出来てると思っていて、彼女がそういう決断をしっかり出来る子だということは信じていた。

 

だからこそ今の自分が醜くて仕方が無いのだ。

 

何をしているのかが分からない。

 

何をしたいのかも分からない。

 

何も考えなくても、就職、卒業が時間と共に流れて来て、1人前みたいな顔で世の中に出る。

 

僕はそれに甘えて何も行動しなかった。

 

でも同時に、それがとても怖くなる時もあった。

 

じゃあ何になりたいの。って聞かれた時にスっと出てこない気がする。

 

いや、言えない。

 

昔から将来の夢って何故か恥ずかしくて、他人の夢は輝いて見えたのに、自分の夢を客観視した時に叶うわけないと思っていた。

 

そしたらだんだん将来の夢自体が見えなくなっていって、気付いた時にはなりたいものをなくした自分がいた。

 

じゃあ本心で、1番最初になりたいって思ってたものってなんなんだろう。

 

正直に考えた。

 

それは今も昔も変わらず「人気者」だった。

 

ずっと人気者になりたかった。

 

クラスの人気者、家族の人気者、テレビの人気者。

 

ただずっと輝いてる人達に憧れていた。

 

こんなに純粋で素敵な夢を与えてくれた間違えのなかった自分にどんな顔して謝れというのだろう。

 

今年で19歳、今を捨てる覚悟は俺にはあるだろうか。

 

まだ遅くはないかもしれない。

 

時刻は午前0時34分

 

人生で1番好きな人の19歳が始まった。